三菱アナログユニットQ66DA-Gの任意の値をスケーリングして出力する方法:設定からラダープログラムまで徹底解説
●三菱アナログユニットQ66DA-Gの任意の値をスケーリングして出力する方法:設定からラダープログラムまで徹底解説
必要に応じてアドレスの変更、バッファメモリの変更さえすれば、スケーリングに応じて、任意の値をアナログ出力することが可能です。
ここでは、CPUをQ03UDVCPU、アナログ出力ユニットをQ66DA-Gで作成しています。
Q66DA-Gのハード構成は下記とします。
CH1
アナログ出力レンジ:1~5V
分解能:0~4000
CH2
アナログ出力レンジ:4~20mA
分解能:0~4000
Q66DA-GのシーケンサCPUに対する入出力信号
Q66DA-G → CPUユニット
X0 ユニットREADY
X1 使用禁止
X2 使用禁止
X3 使用禁止
X4 使用禁止
X5 使用禁止
X6 使用禁止
X7 外部供給電源READY
X8 高分解能モード状態フラグ
X9 動作条件設定完了フラグ
XA オフセット・ゲイン設定モード状態フラグ
XB チャンネル変更完了フラグ
XC 設定値変更完了フラグ
XD 使用禁止
XE 警報出力信号
XF エラー発生フラグ
CPUユニット → Q66DA-G
Y0 使用禁止
Y1 CH1 出力許可 / 禁止フラグ
Y2 CH2 出力許可 / 禁止フラグ
Y3 CH3 出力許可 / 禁止フラグ
Y4 CH4 出力許可 / 禁止フラグ
Y5 CH5 出力許可 / 禁止フラグ
Y6 CH6 出力許可 / 禁止フラグ
Y7 使用禁止
Y8 使用禁止
Y9 動作条件設定要求
YA ユーザレンジ書込み要求
YB チャンネル変更要求
YC 設定値変更要求
YD 使用禁止
YE 警報出力クリア要求
YF エラークリア要求
バッファメモリ
関連するバッファメモリのみ記載していきます。
先頭XYを0000とした場合のバッファメモリのアドレス表記としています。
U0¥G0 D/A変換許可 / 禁止設定
U0¥G1 CH1デジタル値
U0¥G2 CH2デジタル値
U0¥G54 CH1スケーリング下限値
U0¥G55 CH1スケーリング上限値
U0¥G56 CH2スケーリング下限値
U0¥G57 CH2スケーリング上限値
まず、最小限の設定を行っていきます。
三菱電機のGX Works2を使用します。
PCパラメータのI/O割付設定を下記の通り設定します。
CPUの型名は使用する型に合わせてください。ここでは、Q03UDVCPUとしています。
アナログ出力ユニットQ66DA-Gをスロット0に先頭XYが0000で割付しています。
電源ユニットをQ61P、ベースユニットQ35B、スロット数5なども割付しています。
三菱電機のGX Works2を使用します。
PCパラメータのI/O割付設定を下記の通り設定します。
CPUの型名は使用する型に合わせてください。ここでは、Q03UDVCPUとしています。
アナログ出力ユニットQ66DA-Gをスロット0に先頭XYが0000で割付しています。
電源ユニットをQ61P、ベースユニットQ35B、スロット数5なども割付しています。
PCパラメータのプログラム設定を下記の通り設定します。
今回のプログラムはMAINのみとなります。
設定項目は以上です。
作成するプログラムの一覧です。
MAINのみとなります。
次はラダープログラムです。
CH1、CH2のみ使用とします。
・CH1
スケーリング値を0~60.00Hzに設定
30.00Hzを出力
・CH2
スケーリング値を0~100%に設定
50%を出力
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